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太陽のような人

週末、実家に帰っていました。
見ると、母校(高校)から同窓会の会報が入った封筒が届いていました。
いつもは開封もせずにポイッと捨ててしまっていたのですが、
何故か今回は開封してじっくり読んでしまいました。

最後のページに、私が最も尊敬する、
私の父と同じくらい尊敬してやまなかった先生の事が記事になっていました。
「そうそう、そうだったね~」とうなずきながら読み進め。
最後に
「4月12日に逝去されました」
の一文。

信じられなくて。
高校のときの親友に急いでメールを送り、確認しました。
夜になって、返信メールが。
本当のことでした。
本当のことなんだ、って思った瞬間、涙が止まらなくなりました。

もう一度、会いたかった。
もう一度、声を聞きたかった。
もう、会えないんだ・・・。

眠ることもできなくなり、ただただ泣いてしまい。

そんな私に、親友からのメール。
「出会えたこと、はっきりと声を思い出したり、顔を思い出したりできることから、ありがたいね。
本当に、先生は太陽のような人だったよね。」

そうだね。太陽だった。
私がどん底に居たときも、あったかい声をかけてくれた。
結婚式にも、わざわざ来てくれた。
乾杯の音頭もとってくれた。
いろんな思い出がある。
せめてお通夜には行きたかったなぁ・・・。
と、思っていると、またまた親友から追伸のメールが。

「今気づいたんだけど、○○が訃報を知った日って、先生の四十九日だね。よく分かってるよね~」

はっとした。
そうなんだ、先生は知ってたんだと思う。
私がもし訃報をすぐに知っていたら、すごくすごく泣いて、立ち直れなかったかもしれない。
きっと先生は、そう思ったんだ。だから四十九日まで教えてくれなかったんだ。

そう思ったら、なんだか吹っ切れた。
泣くことを、先生は望んでいない。
笑っていて欲しいんだ。元気でいることを望んでいるんだ。

頑張れる。頑張ろう。もう一度お会いする時に、自分のことを自慢できるように。
先生に感謝します。「お悔やみ申し上げます」とは言いません。
もう一度会ったとき、またあの組長のようなお顔で、豪快に笑ってください。これからもずっとずっと、大好きです。

by fujitamanegi | 2009-06-01 16:21 | こころのことば
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青森在住。家族とカエルものとモリアオガエルと琺瑯が大好き。


by fujitamanegi
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